手紙
すごくひさしぶりに人から手紙をもらった。
しかも手書きのー。
そこには写真が同封されていて、そこに写っている人(その人の家族)は12年前の私のなかにある記憶からはほど遠かった。
でもー。
目だけはかわっていなかった。
あのころのようにちょっとシャイでー。
元気そうでうれしかった。
その手紙の主とは実際にはずうっと会っていない。
でも忘れたことはない。
ことあるごとに思い出す。
なぜなら、私のこころにひとつのことばをなげかけてくれたから。
その時、自分は彼女のことばの意味がわからなかった。
けれど、12年という時を経た今ー。
そのいわんとしていたことがよくわかる。
人は、忠告を必要としている時に、たくさんの忠告の中でどれがいいか(有効か)なんてわからない。
なぜなら、
その忠告のよしあしがわかるくらいなら、忠告など必要としないからー。
……なんてことばがどっかにあったっけ。
自分の中に投じられた違和感あることば。
ことあるごとにこころの中でころころ転がしている、しつこい自分(苦笑)