2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

向田 邦子著 「寺内 貫太郎一家」 岩波現代文庫

「向田邦子シナリオ集Ⅴ」である。石屋の三代目「寺内貫太郎」一家の日常を描いたドラマである。ドラマの内容は知らずとも悠木千帆(現・樹木希林)が「ジュリー」と悩ましげに(?)腰をくねらせて言う場面とか、小林亜星扮する貫太郎が息子周平(西城秀樹)…

疑問解決(8月5日のダイアリー)

疑問1:森山良子さんの歌による「さよならの夏」はどのようなもの?とてもつやがありのびやかな朗々と歌いあげるような安定感のある歌声でした。素敵でした!。 そして手嶌さんの歌声。これがまたやっぱりいいんですね。映画の主人公が高校生。思春期真っ只…

今日という日

今、久世 光彦著『向田邦子との二十年』という本を読んでいる。なんだか読んでいてせつなくなってくる。なぜなら両者ともこの世にはいらっしゃらないから。そしてなにより久世氏の向田氏への愛(男女というのではなく)が感じられるからー。 この本の巻末に…

こころの声

最近目が覚めるとほっとします。なぜなら、よくない夢を見ているからです。 ……あーよかった。夢で…… 今まで3回ほど見ているのですが、どれも仕事が終わっていないだとか、試験会場に行くのに忘れ物をしてきただとか、ほんとにどうしようもない夢です。 潜在…

流行りもの知らず

北欧旅行のおみやげにと、黒と黄土色の少し奇抜なデザインの布のバッグをいただいた。「Marimekko」というブランドだそうな。「え?マリモッコリ?」と聞き直したら、「そうじゃなくて〜。マ・リ・メッ・コ。有名だよ」と教えられた。フィンランド…

プレゼント・キャンペーンに応募してみる

先日観た『コクリコ坂』から関連のCDを2枚ほど買ってみました。 1枚は『さよならの夏〜コクリコ坂から〜』手嶌 葵 もう1枚は『コクリコ坂から サウンドトラック』武部 聡志 そこにたまたま応募券がついていました。抽選で50名に『コクリコ坂から』卓…

マぬけな話

A子「ママー。今日はこの字を書いたよ〜。」ママ「どれどれ。今回はずいぶん大きい紙にかいたわねー。」 筒状になって巻かれている習字紙(条幅)を、反対にくるくるとほどきながら書かれている字を読む母親。 ママ「……を持つ……男気……。」A子「………」ママ「…

人間ドック

人間ドックの場所を選択できるとしたら、人はどんな観点で選ぶのだろうか。最新機器のある所?きれいな施設?交通の便の良い所?人さまざまであろうが、自分の場合機器の新しさもさることながら、「どこで昼食を食べられるか」という点が非常に大事なことで…

宮崎 駿・二羽 圭子 著 「脚本 コクリコ坂から」 角川文庫

すきなものはいろんな角度から見てみたくなるものですね。 映画を観たのだから脚本など見なくてもいいじゃないか…なんて思ったりもするのですが(笑)。でも映画では知りえなかった点、見落としていた点などが本著でわかりますし、脚本以外に以下の文章も載…

向田 邦子著 「冬の運動会」 岩波現代文庫

読後せつない。うるっとくるし、ため息なんかも出る。でも何かをやり遂げたようなさわやかな気持ちにもなる。 それは本作品の男たちとともに生きた気がするからだろうかー。 <本作品のあらすじ>(裏表紙より) 万引きをした過去を持ち、社会的地位のある父…

映画「コクリコ坂から」を観ました

ジブリの映画を久しぶりに観ました。「千と千尋…」以来か(苦笑)。 観たいと思ったきっかけはCMに流れていた音楽に惹かれたからです。曲名は「さよならの夏〜コクリコ坂から〜」(歌:手嶌 葵)が素敵だったからです。なので先にCD「コクリコ坂から 歌…

向田 邦子著 「阿修羅のごとく」 岩波現代文庫

コワイ本である。四人姉妹そしてその両親の生き方・恋模様が描かれている。なぜのっけから「コワイ」などと言うのか。「女」の情念みたいなのが描かれているからと答えたい。以前断片的にドラマ(再放送)を見たことがあった。その時も「おそろしいー」と思…