2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

 外山 滋比古著 「少年期」 展望社

外山氏のガクジュツ的な著作は読んだことがあったが、このような個人的なことが書かれているものは手に取ったことがなかった。たまたま図書館で目にしたので読んでみた。とくに個人的興味があったわけではなかったのだがー。 ……しかし……。 読んでみたらとて…

外山 滋比古著 「中年記」 みすず書房

こちらは『少年記』(展望社)と少し色合いが違って個人的エピソードというよりも、<研究者>に至るまでどんなプロセスを経てきたかが中心に書かれている。 ご自分のかかえるテーマ(文学とは何か)とどう付き合ってきたか、付属中学校での英語教師としての…

キツネの顔!

いやー。今日はめずらしい植物を見ました!! その名もフォックス・フェイス和名では角茄子といいます。 さて。その形状は……? まっ黄色!! ひとめ見たとき、レモン?かと思いました。 しかーし。表面がごつごつしていない! つるりときれいなのである。 そ…

 中島 梓著 「コミュニケーション不全症候群」 ちくま文庫

これが1991年に書かれたとは思えない。それほどに今の日本の現状の萌芽を見通しておられる著書である。ご自身の拒食症という体験を通じてその当時の日本人の危機感や問題点をいろんな側面から観察・分析し書かれている。読了後、そのままそれらの問題は…

 中谷 彰宏著 「なぜあのリーダーに人はついていくのか」 ダイヤモンド社

本書の冒頭に<この本は、3人のために書きました>とある。 ①部下がなかなかついてきてくれないリーダー。 ②部下をリーダーに育てたいリーダー。 ③リーダーの勉強をいまのうちからしておきたい部下。 私個人としては、今現在上記のどれにもあてはまらないと…

ブランク

仕事を本格的に再開するためにはどんなことが必要だろうか?今、思いつくまま挙げてみようと思う。 ・自分の仕事内容の見直し。。。とにかく今と昔では大違い!だろう(苦笑)・家族の構成員が、基本的に自分のことは自分でできること・朝、夕の家事をどうこ…

一歩前進

とりあえず目標をひとつ達成した。 そちらの道に進むのがいいのかどうか。それは正直言ってわからない。しかし、今自分が優先するべきことはなにかと考えたらこの道に進むことが最善と考えた。 ……進みながら考えればいい……。 とにかく進むことが大切。自分の…

まず……!

携帯電話の管理をしっかりする!……いつも大事なときにない(汗)。緊急のことは、自分の予想外のときに生じるのだ。予想できたら、それは緊急ではない。 そして、第二に使いこなせるようにする!編集したり、コピーしたり、交通手段を調べたり……。 あたりま…

美しい月

きのう、きょうと空を見上げると月がうつくしい。なんにもさえぎるものがなくただ空中にぽっかりとその姿が浮かんでいる。いつもは隠している月のもようもこの二日間はくっきりとそれを見せてくれる。 月つきTSUKI Tをとったら月ってすき。

みため

A 「……このままここにいていいのかって最近思うんだよねー」B 「……というのは?」 A 「いや。ほんとうに自分を必要としているところにあえて行くべきか。それとも……」B 「ここで穏やかに過ごすべきか?」 A 「そうそう。。。」B 「うーん。なやむとこ…

パソコンとコスモス

コスモスの種類っていくつあるかご存知ですか?そもそも種類がいくつもあることを知らなかったりしませんか?実は私もつい先日まではそうでした(苦笑)。 ……だって。遠くから見たら全く同じに見えるんだもん!!…… ……いや。近くから見てもさほど違いは感じ…

オテン

自分にとってオテンだと思うことが他人にとってはウラヤマシイということがある。 自分のオテンなど忘れたいし、ましてや人さまにしゃべることなどない。 ……しかし……。 思えばその日は、おたがいコーフンしていたのだろう。 海を越えての別れ。当分会えない…

興味の対象

なんの変哲もない道を家路に向かう途中ー。A 「これって、行く時に通った道?見おぼえないんだけど。。。」B 「……だと思うよ……」 C 「あっ!。ここ通ったよー!ふた○さっていう看板見たもーん!」B 「ふた○さ?なにそれー?」 ふと道路のはしに目をやる…

中島 梓著 「アマゾネスのように」 ポプラ文庫

本書は著者が乳がんを宣告されてから入院・退院をし、その後の1年半の体験を綴ったものである。いわゆる「闘病記」というものなのだろう。……しかし。「闘病」=「悲惨」という私の勝手なイメージからはほど遠い、かなりパワフルな…いやパワーがもらえる本な…

なぜ?

職場のある女性から二人だけになると話しかけられる。その内容は、私への質問だったりなぐさめ?だったり。彼女の思っていることと自分の思っていることとは齟齬があるのでそれってちょっとおせっかい?と思っていたりした。正直、その率直な言葉に「???…

深まる秋

梨に柿に栗にいちじくに秋刀魚に松茸に……と秋の味覚がめじろ押し!の今日この頃。秋はいいですね♪そして……。何日か前からキンモクセイのあまい香りが鼻をくすぐります。今日は、ムラサキシキブ(実)、シュウメイギク、ワレモコウなどを目にしました。どれも…

上橋菜穂子著 「獣の奏者(そうじゃ) Ⅰ闘蛇編」  講談社

ほんとうにこの著者は、ひとつの世界を作り上げるのがすばらしいと思う。読んでいる者が描かれている世界をありありとイメージすることができるのだ。その描写力が桁外れにうまいのだろうな。。。……なんてのっけからほめちぎってしまったのだが。。。 話の内…

成長

S子は面と向かってひとに相談することができない子だった。それはひとの顔色を気にするからなのか、自分のことを話すのが得意でなかったのか。それは本人も判然とはしていなかった。ゆえに彼女とY子との出会いはノートからだった。それはS子からの一方的…

ケーキ

休日出勤していた家人から電話があった。 家人 「ケーキうちにある?」 ガーベラ 「ないよー。なんで?」 家人 「ダブっちゃいけないからさ」 ……ああー。ここ数日家に病人が発生したのだ。高熱でひいひいしている。この人のための好物のシュークリームのこと…

 原口 泉著 「龍馬を超えた男 小松帯刀」 グラフ社

故郷を愛し故郷出身の人…小松帯刀を世に知らしめたい!という著者の思いにあふれている本でした。とは言いつつ、本書の前半はきちんと客観的事実や資料を提示して小松帯刀というひとの実像にじわりじわりと迫っていく。坂本龍馬との相違点を軸にしながらー。…

つっこめない自分

二人の男性がこんな話をしているのを耳にした。 A 「ムラカミ ハルキはノーベル文学賞の候補にあがったんだよね」 B 「へー。読んだことないですねー」 A 「海外でもずいぶん評価されてるんだよね」 B 「あー。そういえば、この前彼が司会をしているテレ…