中谷 彰宏著 「なぜあのリーダーに人はついていくのか」 ダイヤモンド社

本書の冒頭に<この本は、3人のために書きました>とある。


①部下がなかなかついてきてくれないリーダー。
②部下をリーダーに育てたいリーダー。
③リーダーの勉強をいまのうちからしておきたい部下。


私個人としては、今現在上記のどれにもあてはまらないと思っていたのだが、この本を見た翌日ふと思いついてこの本を購入してしまった。

……というのも。。。


「家庭(家族)」にもリーダーが要るのではないか!?


と考えたからである。


家庭内のことだからなんとなくなあなあでやっている部分が多々ある(汗)。
それでうまくいっているうちは、まあオーケーであると思う。あんまり深くつきつめなくても。。。


……しかーし!


自分に余裕がなくなってくると、ついつい感情的にものを言ったり押しつけてしまうのが目に見えている。


……ならば。


自分も家族も気持ちよく過ごしていくにはある程度、システム化するところはしておいたほうがいいのではないか?

自分がリーダーシップをとって!(笑)


わかりきったことを言うのも言われるのもいや。なので、どうにか早い段階で物事が動き出す前に決めておきたい。


……リーダーとしてどうしたらいいのか?


会社と家庭ではもちろん違うのだが、応用できる部分は多々あると思う。


……例えば……


<「この人に、ほめられたい」という人になろう。>とか!

<部下をリードできるのは、「本気」でしかありません>とか!

<リーダーの仕事は、部下や自分の分身となる人間、将来のリーダーを育てることです>だから<1日や2日では不可能ですが、10年後を目標に育てていくのです>そのためには<一番最後まで、諦めない>とか!

<部下が成長するのもダメになるのも、すべて責任はリーダーにあります。>とか!

<教育というのは、仲よしの間で行われるものではなく、格闘技です。>とか!


そこまで厳しくしなくても……?


と思うこともありますが、家庭は日常生活を営む上で安定していなければならないし大切なもの。ここの土台がしっかりしていないと他のことがうまくまわっていくとは思えません。


ほかに心に残ったところといえば。。。


<孤立の先に、尊敬がある。怒ることで、嫌われます。嫌われることで孤立します。孤立の先にあるものは、尊敬です。尊敬は孤立から生まれます。孤立していても、「偉いな。この人についていこう」という気持ちになるのです。>

<実は、一番嫌われる人は怒ってくれない人です。>



最後に著者は述べられております。


<ワクワクさせてくれるリーダーに、人はついてくる。>


うーん。人をワクワクさせるか。。。なかなかむずかしいことですね!


人をワクワクさせるためには、自分がワクワクすることを見つけることが先決でしょうかねー。。。


……いや。その前に。。。リーダーシップ争いが起こるのか(笑)