2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

 モーム著 「サミング・アップ」 岩波文庫

自分は再読はしないと長いこと思ってきたが、どうもそれは間違いだったことに気づいた。意識的にはしていないが、結果的にしていることが判明したからだ。そして本書。『サミング・アップ』も過去に違う出版社から違うタイトル(!)で市場に出回っており、…

イタイ話

痛い話を書く。と言っても読者にではなく自分にとってだ。だからこれを読まれるかたはおおいにわらってほしい。 仕事上であるミスをした。例えていうならば、基礎工事の一部の工程を忘れそこに支柱を立ててしまったようなものだ。2ステップぐらい手順をとば…

ある地方の料理屋にて

A 「あー。しったかね。いいねー。他におすすめは?」店の人「かりんちょ焼きなんかもあっさりしてておいしいですよ」A 「じゃあ。それもいってみよう」 ー料理が次々とテーブルに並べられていくー B 「あれ。これなって言うんだっけー?」C 「この小さ…

原口 泉著 「篤姫」 グラフ社

宮尾登美子著『篤姫の生涯』を既に読んでいる自分にとっては、本書はそれほど目新しいことはなかった。 ……それもそのはず。 著者はNHK大河ドラマの時代考証をしている方なのだから。全く違った立場(視点)ということはありえない。というかあっては困る…

夢の生成

こんな夢をみた。高台の某温泉街のホテルにとまっていたら、煙がもくもく発生しあわてて避難した。 しかし自分だけ家族と離れてしまい、携帯電話で連絡をとりあっていたら充電切れで不通となる。 なかなか家族と出会うことができず右往左往……。 これはつい先…

宮尾 登美子著 「新装版 天璋院篤姫」(上)(下) 講談社文庫

このところ連続テレビ小説を見ることができないでいた。 毎週同じ時間にテレビの前に座れない。座れたとしてもいつの間にか気を失っている自分がいる(汗)。録画しておいてもいつのまにかたまってしまい、結局見ずじまい。情けないことにそんなことの繰り返…

あべ弘士 さく・え 「どうぶつえんガイド」 福音館書店

どんなときに動物をかわいいと思うだろうか? 人にもよると思うが、私は動物のしぐさや動きが見られるときにそう感じる。 たとえば、チンパンジーの子どもがもぐもぐと口を動かしながら、大きな麻袋をひきずりながら動いているすがた。 たとえば、レッサーパ…

シュテファン・ツワイク作 「マリー・アントワネット」(上)(下) 岩波文庫

もう少し整理してから書こうと思っているうちに日が経ち、そのときの自分の感動や思ったことが消えていきそうなので、この際思い切ってまとまらない文章でも書きとめておこう。…ということで書きます!(先に言い訳をば。。。苦笑) 先日本書の(上)の感想…

齋藤 孝著 「使える読書」 朝日選書

この本の面白いところは、一冊の本を採り上げ「○○力」と評しているところ。 なんのために読書をするかを意識するようすすめているところであろう。 「使える読書」とはなにか? <本をひとつ読んで、考えをひとつ得る、アイデアをひとつ得る、それをなにかに…