2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

小林 竜雄著 「久世光彦 vs.向田邦子」 朝日新書

著者の名は本書で初めて知った。タイトルにひかれて購入。今まで久世氏の向田氏への想いを綴った本を何冊か読んできた。本書を読んで、その時に知ったいろいろなエピソードが線となってつながってくる気がした。著者の述べる説をまるごと信じるわけではない…

向田 邦子著 「向田邦子全対談」 文春文庫

本書は表立っては明記されていないが、吉行淳之介氏がこの本のタイトル、体裁、座談会を除く全対談を年代順に並べる、装幀を風間完氏に依頼するようにしたこと、対談者それぞれに短いコメントを依頼すること、まえがきを山口瞳氏に依頼するプランを出しこと…

三田村 有純 監修 「ウィリアム・モリスの100デザイン」 藝祥

先日、モリスのことを書いたら本が家にあったことを思い出し記事にしてみました。 本書はタイトル通り、英国を代表する芸術家、デザイナー、詩人であるウィリアム・モリスのデザイン画が集結している。ため息がでるくらい美しい。眺めているだけで幸せな気持…

モリス談義

意外なところで自分と同じ趣味の人を発見!いつも顔を合わせている職場の人。しかも2人も!モリスファンということを知りました。きっかけは、Aさんがモリスのクリアファイルを持っていたことから。 昨日の疲れがあり、下がり気味だったテンションが、一気…

角川文庫編集部 編 「きみが見つける物語 ●スクール編●」 角川文庫

サブタイトルに「十代のための新名作」とある。本書には以下の短編が収録されている。 タンポポのわたげみたいだね 豊島 ミホ心霊写真 はやみね かおる三月の兎 加納 朋子このグラウンドで あさの あつこ大きな引き出し 恩田 陸空飛ぶ馬 北村 薫沈黙 村上 春…

阿久 悠著 「作詞入門」 岩波現代文庫

タイトルの横に「阿久式ヒット・ソングの技法」とある。帯には<生涯五千曲ー歌謡曲の黄金時代を牽引した超人的な才能の秘密 解説:鴨下 信一>と書いてある。 もうすでに著者は亡くなられている。本書は1972年5月に刊行されたもの。「僕の歌謡曲論」に…

何でもいいから!?

ある著名人のHPに毎日アクセスしています。なぜなら毎日更新されるから。短い言葉なのですがはっとさせられるひとことが書いてあるから。 「毎日」更新というのがいいです。その人のことを「思う時間」が「毎日」あるわけだから。より身近に感じますー。 …

いろいろ

本当にことのところいろいろあって疲弊しています。この出会いや出来事は自分にとってどんな「意味」があるのか。 はたまたなにかの「修業」なのか。そんなことを考えたりもします。 先が見えない時って人は不安になるものですねー。

佐渡 裕著 「僕が大人になったら」 PHP文庫

サブタイトルに「若き指揮者のヨーロッパ孤軍奮闘記」とある。内容はそのまんま、である。ただ、その指揮者は今「若い」というほど若くはないかもしれない。なぜなら、本書は某月刊誌(1997〜2001年)に連載されたもの(「ぼくが大人になったら」)…

突然・・・。

ある日突然、事態が急転直下することがある。 例えると、長い時間をかけてコップに少しずつ少しずつ水がたまってきていて、実はもうあふれんばかりだった。そして何かの拍子にそのコップから水が一気にどっと溢れ出した。そんなイメージ。 だから「突然」の…

久世 光彦著 「向田邦子との二十年」 ちくま文庫

演出家、プロデューサーであり作家としても作品を書かれていた久世氏。向田氏とは「寺内貫太郎一家」「時間ですよ」など多くのテレビドラマを手掛けられた。今は亡きお二人だが、本書を読んでいてなんだかせつなくなった。向田氏は五十二歳でこの世を去って…

太田 光著 「向田邦子の陽射し」 文藝春秋

爆笑問題の太田氏がものすごくまじめに、力をこめていや愛情をこめて(?)著したということが伝わってくる。アマゾンから本書を紹介するメールが届き購入しようか迷った。レビューを見てみたら☆が結構ついていたのでわずかばかり期待しながら本書を注文して…

向田 邦子著 「一話完結傑作選」 岩波現代文庫

「向田邦子シナリオ集Ⅵ」である。以下が目次巻頭エッセイ一話完結傑作選 母の贈り物 母上様・赤澤義雄 花嫁 眠り人形 びっくり箱 当節結婚の条件 愛という字 デビュー作ーダイヤル110番 分け前 しみ 万引部隊 欲の皮附録 解題全作品解説 年譜ー向田邦子と…