家族

向田 邦子著 「寺内 貫太郎一家」 岩波現代文庫

「向田邦子シナリオ集Ⅴ」である。石屋の三代目「寺内貫太郎」一家の日常を描いたドラマである。ドラマの内容は知らずとも悠木千帆(現・樹木希林)が「ジュリー」と悩ましげに(?)腰をくねらせて言う場面とか、小林亜星扮する貫太郎が息子周平(西城秀樹)…

向田 邦子著 「冬の運動会」 岩波現代文庫

読後せつない。うるっとくるし、ため息なんかも出る。でも何かをやり遂げたようなさわやかな気持ちにもなる。 それは本作品の男たちとともに生きた気がするからだろうかー。 <本作品のあらすじ>(裏表紙より) 万引きをした過去を持ち、社会的地位のある父…

向田 邦子著 「阿修羅のごとく」 岩波現代文庫

コワイ本である。四人姉妹そしてその両親の生き方・恋模様が描かれている。なぜのっけから「コワイ」などと言うのか。「女」の情念みたいなのが描かれているからと答えたい。以前断片的にドラマ(再放送)を見たことがあった。その時も「おそろしいー」と思…

向田 邦子著 「幸福」 岩波現代文庫

本書は「向田邦子シナリオ集 Ⅲ」とある。全6集あるそうである。先日本書の存在を初めて知り、未読であったのと巻末の附録(池田理代子氏との対談)にひかれ即購入した。かなり分厚い本なのだが(574ページもある!)シナリオ本なので、一ページに字がびっ…

柏木 惠子著 「子どもが育つ条件」 岩波新書

サブタイトルに「家族心理学から考える」とある。 この著作は今まで自分が抱えてきたテーマとどんぴしゃり!だったのでとってもよかった。自分の数年間のモヤモヤに名前いや病名(?)がついたかんじ!(苦笑) ここから抜け出しつつあるからわかるのかもし…

多湖 輝著 「なぜか「娘に好かれる父親」の共通点」 新講社

娘に好かれるというよりも、娘に「嫌われる」言葉かけの例がたくさん見られます!こんな言葉がけするとこんなふうに娘さんに伝わりますよ、という具体例が挙げられており10代に突入した娘さんをもつお父さん必見の本! いろいろ参考になることが多いと思い…