男装の麗人!

女の子なのに男の子として育てられ、学問、剣術、射撃、乗馬といった軍人教育を受けたオスカル。
跡継ぎを望んでいた父親(将軍)が、泣き声が勇ましいというので六番目の末娘に男の子の名前をつけ、跡継ぎにしようと育てたのである。

……といえば知る人ぞ知る「ベルサイユのばら」(池田理代子作)の主人公!
時は18世紀、フランス。ベルサイユにほど近い貴族の館でのことである。


一方、オーストリアの女帝マリア・テレジアの末娘として誕生したマリー・アントワネット。愛らしい美少女。
女ながらに政治力に長けていた母の政策のため、当時ヨーロッパでの支配権を争っていたフランスに嫁ぐこととなったマリー・アントワネット
のちのルイ16世とマリー・アントワネットの結婚式がベルサイユ宮殿で執り行われた。

そのさいに、近衛連隊長付き大尉としてアントワネットの警護にあたったのが、軍服姿も初々しいオスカルだったー。


こんな運命を背負った二人が出会い、それぞれの道を歩んでいく。



それは二人の女性としての生きかたの歴史と見ることもできるかもしれない。
もちろん、大きな背景であるフランス革命というものもはずせない要件のひとつであるとは思うのだが。


わくわくしてページをめくったあの日。
オスカルのポストカードを机の中にしまいながめていたあの日。
高校の同級生と語り合ったあの日。


……そんなことが回想された今回の「永遠の『ベルサイユのばら』展」!


良かった。実に良かった。

原画やポスターが壁一面に展示され、その周りには人がずらり。
最終日とあってか隙間なく人が立ち並んでいる。


原画だけでなく生涯に一度だけ身につけたという、オスカルのドレス(推測するに、漫画の絵から某服飾学校の生徒さんが制作されたものではないか)や、その当時の貴族の服装、ベルばらの登場人物の人形(りかちゃん人形っぽい 笑)などが展示してあった。


原画の美しさにおもわず鳥肌がたち、ことに深いピンクの色が美しくため息が出そうだった。


そしてお約束の(?)グッズコーナー!


さすがに買ってしまった(苦笑)


だってきれいなんだもん。絵がね♪


ちょっとしか入っていないとわかっているのに、オスカルの描かれた缶のお菓子とか。
なにが入っているかわからないのに、ベルばらキッズのフィギアの小箱とか。


ああ〜。ファン心理くすぐりますなあ。。。


もちろん今回の「永遠の『ベルサイユのばら』展」で展示された300点以上の原画やら、作者のその当時のエピソードやら、概略・フランス革命史(!)なるものが掲載された書籍も買っちゃいました♪


…いや。それだけではないっ!


実はそれにはある「おまけ」もついているのだー!


でもそれはひみつ。買えなかった人が残念がるといけないから(笑)


……なーんて。書店でも販売していたりして(苦笑)