これって……?!


男性   「すみません。わたくしこういう者ですが…」

ガーベラ 「……?……」

声のするほうに目をやると、黒い洋服を着た男性が名刺を差し出して立っている。


男性   「あの。ここでこういうことをしてはいけないのですが…」

ガーベラ (……じゃー。しなければいいじゃない!?)

なんのことかよくわからないが、どんなことを言うのか興味が先行した。


男性   「わたくし○○プロジェクトの者ですが。△△というドラマご存知ですか?」

ガーベラ 「知りません」

きっぱりと答えると、すかさず男性ー。


男性   「松山ケ○イチが出ているのです…」

ガーベラ 「松山……なら知っています」

ほっとしたような顔をした男性ー。


男性   「では、××というドラマはご存知ですか?」

ガーベラ 「あー。。。知りません」

そう答えるとすこしだけ残念そうな顔をした。しかし知らないものは知らない。


男性   「そういうドラマにうちのプロジェクトの子がコヤクで出ているんですよ」

がーべラ 「……?……」


男性   「どこかの事務所に登録済みですか?」

ガーベラ 「いいえ」


男性   「もし、ご興味があればここに連絡ください」

ガーベラ 「はあ……」


そう言って名刺とパンフレットなるものを私に手渡しそそくさとその場を去ってしまったー。

最後にわたしが同伴していた者に目をやりながらー。


どこから見られていたんだろう?

と思うとちょっとビビった(汗)