気づき
今日は家の定期点検があった。
若くて背の高い好青年が来た。ていねいな仕事ぶりで感心感心。
すると。。。
とある部屋のドアを指さして
「ここのチョウバンがゆるんで上に少し飛び出ていますね」と指摘した。
……チョウバン?なにそれ?……
と思って見上げたら、なるほどドアと壁をつなげる蝶つがいのことだった。
「それと。こちらの押さえの板が少し浮いているのわかります?」
……うおおおー。ほんとーだ……
こんなところまで気にとめてなかった。。。
さすがプロ!と思っていたらあることにハタと気がついた。
……そうか。そうだ!あの若者は知らないんだ。自分が知らないということをー。
それで謎がとけた。
このところ若者にものを教える仕事(また違う仕事をすることになってしまった 汗)をしているのだが、私が前提としていることをその若者は全くわかっていなかったんじゃないかというか知らなかったんじゃないかということに気づいた。
だから若者は問題の本質が見えないし、改善するにも方法がわからなかったのだろうし、自分がどう見られているのかを把握していなかったー。
若者は物事をある意図のもとでやっているのだと思っていたのだが、おそらくそれは違うのだろう。
なぜなら教えればきちんとできるから。やろうとするからー。
……よし。ちょっと本腰入れてやってみよっか。いちから……。
そう思った途端、自分のおおせつかった仕事を初めて受け入れることができたー。