二倍楽しめる!

映画+音楽=???

答えは「シネマティック・フルオーケストラ・コンサート」と言いたい。

自分も初めての経験でこのようなことができるんだ!と驚いたのですが、以下先日東京国際フォーラムのホールで行われたことを書いてみたい。


客席の前に大きなスクリーンがある。そして、舞台にはフルオーケストラ(東京フィルハーモニー交響楽団)が構えている。
そこに大きな拍手で迎えられた指揮者(佐渡 裕氏)が登場。

スクリーンには『WEST SIDE STORY』の文字が映し出され、映画音楽が演奏される。
映画には役者の台詞がある。歌が歌われる(ミュージカル映画のため)。そこに、オーケストラの生演奏が入り映画は進んでいく。


演奏前は、映画の映像と音楽がぴったり合致するのか?と疑問があったのだが、始まった途端そんな疑問はどこへやら。
音楽と映像がぴったりと合うのである。すごいすごすぎる!



パンフレットには<世界初の映画本編とオーケストラによるシンクロ・ライブ>とあるがまさしくその通りなのである。



映画のストーリーに引き込まれていて、音楽の存在はまったく頭から抜け落ちることがある。
そしてはっと気づくと「音楽は生演奏なんだ。やはり美しい!」となる。

だから観客は<一度で二度おいしい>のである。映画と音楽がいっぺんに楽しめる。
しかし指揮者は大変だろうなー。本当に頭が下がります。


ウエスト・サイド物語」の作曲者バーンスタインの最後の愛弟子が佐渡氏であるという。それが日本公演の目玉でもある。
それゆえか演奏後大きな拍手が鳴りやまず、佐渡氏は何度もステージと袖を行ったり来たりされ、最後には目がうるんでいるのが大きなスクリーンに映し出されていた。
すばらしかった。やっぱり生演奏はいいですね。映画も初めて見ましたが面白かった。(感動で泣くというほどではありませんでしたが 苦笑)


おまけ:自分の席の前にロバート・キャンベル氏が座っていました!笠井アナウンサーの姿も客席にありました!