このごろ。。。

涙腺がよわくなっていけません。

先日某お笑いタレントの半生を描いたTVドラマを見たのですが、彼女自身への興味もさることながら(どうやって芸人になりネタが誕生したのかなど)、彼女を支えるご両親のわが子への思いにうるっときてしまいました。


そしてさらに今日読了した本。。。


井上紀子著 「父でもなく、城山三郎でもなく」 (毎日新聞社


これはそうとういけません。。。

電車の中で読むなかれ。



城山三郎(本名杉浦英一)氏のエピソード満載で、ほんとにこころがじわじわきてしまいます。

太陽のような母。月のような父ー。

そのお二人の下で育った著者。



彼女がおふたりとも旅立たれた後で書かれた本書ー。
さらりと思い出や悔いを書かれているのですが、その自然さがとてもいいのです(そうは言っても書くのは大変なことだったと推測いたします)。


また、作家さんの娘さんなのだからばりばりの文学少女だったのか。。。と思うとまったく逆で、父親である城山三郎の著作をほとんど読まずにきた。。。という告白(?)まであります。


父親、母親、兄、叔父、そして自分。
エピソードを交えながら著者がどんなふうに彼らを見、どんなふうに接してきたか。
また逆に、ちょっと変わった自分=著者(著者の言によれば)をまわりはどんなふうに扱ってきたのかがわかり、杉浦家のあたたかい雰囲気が伝わってきます。


そしてもう一冊手元には 城山三郎著「仕事と人生」(角川書店があります。

両者とも、先日訪れた図書館に<今日返却された本コーナー>で発見しました!(笑)



そして実はただいま読んでいる本が 城山三郎著「本当に生きた日」(新潮文庫)。

この本は城山氏にしてはめずらしく38歳の女性が主人公。家庭生活が長かった彼女が社会へと目を向けていく本。これまたおもしろいです。


あれ。涙腺のはなしがそれました。


本の紹介や感想などなど書きたいのですが。。。またそのうちに!(予定は未定 笑)