夏目 漱石著 「こころ」 角川文庫

たしか小六の時に挫折した本。『坊ちゃん』を読んだ直後に、この本に手を出した。

人生経験を積んだ今だからわかることもある。きっと小学生の時に読んだとしとしても「読んだ」だけで、本書を味わうところまではいかないと思うがー。


文章構成が巧み!読ませる。文章もわかりやすい。村上春樹をなぜか想起した。お二人の共通点は英語が堪能なところ。一読して意味がすっと頭に入ってくる。まわりくどくない。心中や感情の説明がうまい。


人生のいろんなテーマが含まれている。誰の立場に立って読むかでも感想は違ってくるのかもしれない。もっと夏目漱石先生の本を読みたい!(インターバルをとりながら 笑)